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おそらくあなたは花火大会でのドローン空撮を考えているか、あるいはドローンを使って花火大会を撮影した人が捕まるニュースを見てこちらにたどり着いたのかもしれません。

ドローンは今までになかったアングルからの映像が期待できます。特に花火大会でのドローン映像は海外を発祥に話題性が大きく、「では自分も撮影しよう」という気持ちにもなるでしょう。

しかし、毎年花火大会の季節になると「花火大会でドローン飛行 逮捕」というニュースが流れるのも事実です。

 

「映像としては面白いと思うんだけど、さすがにいくらなんだって逮捕されるのはいやだ」というのが普通の感覚でしょう。

ではなぜ花火大会で毎年ドローン飛行の逮捕者が出るのでしょうか?

ここでは花火大会でなぜ逮捕者が出やすいのか、またどうすれば逮捕されないかを検討してみましょう。

 

ドローン空撮と花火大会

法律上の問題

まず、最初に堅い話なのですがドローンの空撮を花火大会付近でする場合、国土交通大臣の許可と承認が必要になります。簡単に検討してみましょう。

・夜間飛行

・人及び物件から30メートル離すことのできない飛行

目視外飛行

・催し物付近の飛行

・DID地区の飛行

・高度150メートル以上の飛行(空港事務所)

ざっとあげてみてもこれだけの許可と承認が必要になります。

花火大会は夜間になりますので当然夜間飛行の承認が必要ですし、多くの人が集まりますので人及び物件から30メートル離すことのできない飛行の承認も得る必要があります。

花火大会の場合はFPVを使って目視外飛行をすることもあると思いますのでこの承認も必要です。

さらに都心部での花火大会は当然DID地区の許可も取得をする必要があります。

これらは包括申請をすれば一律に取得できますので事前に対応できることです。

 

催し物付近の飛行

前述のとおり包括申請で事前にとれる許可や承認もありますが、花火大会は催し物に該当するので別途承認が必要です。

最近は催し物付近の飛行も包括申請に組み込むことが可能になったため、前述の包括申請で対応できることがほとんどです。

 

 

高度150メートル以上の飛行

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画像参照:日本の花火

花火の高度は大きければ大きいほど高くなります。大きく爆発するのですから当たり前ですが、ドローンの飛行は一般的には150メートルまでなのでこれでは本当に撮影したい大きな花火をとらえることはできません。
 

せっかく撮影するのであれば花火を上からのアングルで撮影したいと思うのは人情として理解できます。

しかしそうするとどうしても高度は150メートルでは足りません。

そうなると空港事務所の許可も必要になるのです。

 

リスクを冒しやすい心理状態

花火大会は注目も高く、たくさんの人が集まるのでどうしても他者よりもいい画像を撮ろうという気持ちになりがちです。

また、功名心や目立ちたがり屋精神はお祭りなどでは増幅されるのが人情というものです。

そのためリスキーな飛行をさせてしまったり、操縦者に平常心が欠けている場合もあるかもしれません。

こうなると制御不能や誤動作の危険が生まれやすくなり、その結果事故が発生し、最悪な場合事件化してしまうのです。

普通に考えれば危険が伴う飛行であるにもかかわらず飛行させるわけですから、相当な準備が必要です。

しかし花火大会の気安さからノリで飛行させてしまった結果がニュースになるということも十分にありうるのです。

 

単純にイメージが悪い

法律上は以上の通りですが、それ以上にたちが悪いのが一般的なイメージでしょう。

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花火大会はその地域の一大イベントですので何か問題があったら翌年以降の開催に影響します。

そのためできれば問題の火種は最小限に抑えておきたいが主催者の本音です。

にもかかわらず趣味程度の技術のドローンが飛びまくっているのであればよく思われないのも当然でしょう。

主催者側がこのようにとらえているので当然ドローンを発見したら誰かが通報→事件化という図式は簡単に想像がつきます。

 

どうすれば逮捕されないか

では、「そんなこといったって、じゃあどうすればいいんだよ」と思う人もいると思いますのでここでどうすれば逮捕されないかをできる限り検討してみましょう。

 

まずは許可をしっかりとるということでしょう。

夜間飛行やDID,催し物は当然ですが、さらに150メートル以上の高度の飛行も取得するべきです。

花火大会の主催者のドローン自粛のお願いは文字通り「お願いレベル」なので法的な拘束力はありません。

しかし、多くの人のイメージが「花火大会でのドローン=迷惑行為」ととらえているのであれば軽犯罪法なども考えられますし、何らかの違法性も指摘されやすくなります。

そのためできればできる限り距離をはなし、周囲にひとがいないエリアを探して飛行をさせるのがリスクヘッジです。

もし何らかの心配点があればSNSでの拡散は控えるのも当然の判断でしょう。

 

まとめ

いかがでしょうか?花火大会とドローンはまだ折り合いがいいとは言い難く、いろいろな要素が絡み合って発覚しやすいのが現状です。

単純に法律面だけであればきちんと許可をとればいいのですが、さらに心理面でも迷惑行為ととらえる人が多いのであぶりだされやすいのです。

ドローンの有益性をわかっている人もいれば「花火大会でドローンなんてとんでもない」と思うひともいます。

そういう人は発見すると鬼の首をとったかのように騒ぐものです。

目立ちたがり屋精神や好奇心でドローンを飛行させたい気持ちもわかりますし、単純に芸術目的という人も多いと思います。

それらのメリットよりもリスクのほうが高いと判断すればやめたほうがいいかもしれません。

逆にメリットのほうがはるかに高い場合はリスクを最小限に抑えたうえで事前準備をして法律をまもって堂々と飛行させるのがベストでしょう。

監修

行政書士として年間300件以上の許認可・民事案件の依頼を受ける。
ドローンの許可・承認の取得は制度発足時から常に業界をリードし、実績と経験で他の事務所を圧倒する。
自身もドローンのユーザー(PHANTOM3 PROFESSIONAL)
行政書士 前場亮事務所
107-0052 東京都港区赤坂9‐1‐7 赤坂レジデンシャル534
tel 03-6679-2278(許認可)

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