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ドローンの飛行について質問を受けるなかで、おおいのが「河川敷ではドローン飛行の許可は必要ですか?」というものです。

河川敷は、極論すればみんなのものなので”自由使用の原則”といって散歩をしようがサイクリングをしようが構いませんよというルールがあります。

この原則通りに行くとドローンを河川敷で飛行させるのは問題ないように感じますが、実際のところはどうでしょうか?

今回は、「ドローン飛行と河川敷」にフォーカスしてみようと思います。

 

*この記事は2016年10月のものです。現行の規制や規則とは違う可能性がありますのでご注意ください。

 

河川敷でのドローン飛行

航空法上の許可は適用される

見出しが「河川敷では許可は不要」と紹介したのですが、誤解してほしくないのですが河川敷が航空法に定めるエリアに該当する場合はやはり許可は必要です。

たとえば東京都の河川敷であればほぼ間違いなくDID地区に該当します。そのため国土交通大臣の許可が必要です。

さらに、河川敷の上空であっても150メートル以上の高度は航空事務所の許可が必要ですし、催し物がある場合は承認が必要になります。

これらの航空法の許可・承認については必ず押さえたうえで読み進めてください。

 

航空法の規制が適用されないエリアの河川敷

では、航空法の規制が適用されない河川敷とはどのような河川敷でしょうか?

・DID地区ではない

・高度が150メートル以下

・空港付近のエリアではない

・催し物が開催されていない

・人及び物件から30メートル以上離れている

・昼間の飛行

農薬散布などの特殊なケースでなければこれらの状況をクリアーできれば航空法は適用されません。

DID地区、空港付近のエリアであればどうしようもありませんが、それ以外であれば飛行させる側の配慮で航空法の規制は適用されないことになります。

 

河川敷の管理者の見解は?

では、航空法の適用がなければ誰の許可も必要ないのかと言われればまだ早計です。

河川敷は、国土交通省や地域建設局の管理になっていることが多く、それらを検討することが必要です。

まず、江戸川の管理者の見解を見てみましょう。

スクリーンショット-5

江戸川の管理者は国土交通省の分局の江戸川河川事務所です。

そのなかのQ&Aを見てみましょう。

キャプチャのなかの本文3行目から「ラジコンの利用自体は散歩などと同じく自由使用の範囲内と考えられます」との記載があります。

そのため江戸川の河川敷ではドローンの飛行は江戸川河川事務所の許可は必要ないということになります。

 

 

つぎに、東京都建設局の見解を見てみましょう。

スクリーンショット-6

東京都建設局の事務所では、やはり自由使用の範囲内との見解を示していますが、社会的に問題になっている行為としてドローンの使用を例示しています。

スクリーンショット-7

換言すれば「法律での縛りはいまのところないけど、あまりにも苦情が寄せられるようであれば規制も考えるよ」ということでしょう。

逆に言えば他人への配慮をしっかりすれば文句言われる筋合いはないということです。

 

まとめ

いかがでしょうか?今回は江戸川河川事務所と東京都建設局の見解を検討してみましたが、おそらくほとんどの河川敷はこれに准じた判断をしていると思います。

これは私の意見ではありますが、この見解は「ドローンを飛行させる場合、操縦者は他人への配慮をしてくれる」という性善説が前提になっています。

いまのところまだ問題らしい問題はないので性善説を前提にできますが、それを逆手にとって社会問題が起きればあっという間に規制ができるのは目に見えています。

この記事を見て結論だけをとらえて他人への配慮をせずに河川敷で飛行をするのは絶対にしてほしくありませんし、まずは室内でしっかりと練習し、自信ができてからフライトをするようにしましょう。

監修

行政書士として年間300件以上の許認可・民事案件の依頼を受ける。
ドローンの許可・承認の取得は制度発足時から常に業界をリードし、実績と経験で他の事務所を圧倒する。
自身もドローンのユーザー(PHANTOM3 PROFESSIONAL)
行政書士 前場亮事務所
107-0052 東京都港区赤坂9‐1‐7 赤坂レジデンシャル534
tel 03-6679-2278(許認可)

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