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ドローンの許可や承認を無事に取得できて喜んでいる人には大変に申し訳ないが、「これで自由にどこでも飛ばせられる」と思うのはぬか喜びだ。

仮に包括申請と言って○○県全域とかの許可を得たとしても、「どこで、誰が何をどうやって飛ばしたのか」を国土交通省に報告しなければならない。

今回は、この国土交通省への飛行実績のやり方をできる限り簡単に紹介したいと思う。ぜひ参考にしてほしい。

 

当事務所は飛行実績の報告サポートもしております。面倒な場合や図面作成が苦手な場合はこちらをご覧ください。

 

飛行実績の報告とは?

なぜ飛行実績を報告しなければならないの?

あなた自身で許可をとった場合や行政書士に依頼して許可をとった場合でも、「簡単に取得できた」と思えるのは本当に一握りではないだろうか?

私の事務所の場合でもまずは依頼人と調整し、国土交通省と調整し、何度かやり取りをして許可を取得するのが一般的だ。

当事務所はじゃんじゃん依頼がくるので「やっとの思いで許可になった」というのは少ないかもしれないが、一般の方が許可申請すれば心が折れそうになりながらようやくとれたというのが普通だろう。

そこでやっとの思いで取得したにもかかわらず、なんで許可取得後もいちいち報告しなければならないかと腹立たしい思いの人も少なくないだろう。

最初に教科書的な話になってしまい申し訳ないが、許可を取得したからと言ってどこでも飛行させてしまうことを許してしまえば、無秩序状態になってしまい、ドローンの健全な発展をかえって阻害してしまうことになってしまう。

ドローンは国をあげてその有用性と将来性を期待されているので、国としてはきちんと管理体制を敷いたうえで発展させていきたいと願っている。

そのため許可をだしたとしてもその実態を把握するべく飛行実績の報告を義務付けているのだ。

 

航空法以外の規制や所有権にも配慮しよう

ただこれだけでは単純に航空法上のルールを守っただけなので当然他人の敷地の上空だったり公共性の高い場所での飛行は避けよう。

たとえば道路はみんなのものではあるが移動以外の目的の場合は道路使用許可が必要になるので無許可では飛ばせないし、公園は条例でドローンの使用を禁止されていることがほとんどだ。

他人の土地の上空も所有権の侵害になる。「上空なんだからいいじゃあないか」と思われているかもしれないが、民法207条で土地の所有権はその上下におよぶとはっきり記載がある。学生の合同コンパのようになあなあではいけないのだ。

 

また、当たり前だが政府重要施設や発電所などの危険施設の付近、重要文化財の付近ももちろんダメだ。

「じゃあどこで飛ばせばいいんだ」と思われるかもしれないが、まずはこの現実を把握したうえでしっかりと飛行させる場所を検討しよう。

 

飛行実績のサイクル

国土交通省への飛行実績のサイクルは、3か月、半年、9か月、12か月ごとになっている。(もちろんドローンの飛行はまだ制度そのものが出来上がったばかりなので今後変更になる可能性は高い。)

3か月ごとに飛行実績をまとめ、その1か月後までに報告することになっているのだ。

 

記載事項は?

では、実際に飛行実績を作るにあたってどのような記載事項があるのかを見てみよう。

飛行実績は、許可申請の際に飛行マニュアルに記載した内容をそのまm

記載することになる。そのため

・年月日

・飛行させた人の氏名

・飛行概要

・離陸場所

・離陸時刻

・着陸場所

・着陸時刻

・飛行時間

・今までの総飛行時間

これにくわえて何らかのトラブルや備考があればそれを記載することになる。

 

飛行実績を記載してみよう

ワード形式の飛行実績はこちらのページからダウンロードしてください(国土交通省ホームページに飛びます)。

PDF形式はこちら↓

報告様式

別紙1

では、実際に飛行実績の様式を見てみよう。

飛行実績3-001

様式はこのようになっていて、特に難しいところはないだろう。

必ず許可証を確認し、あやふやな記載をするのはやめよう。逆に言えば許可証さえあればだれでも記載することができるだろう。

国土交通省の記載事例は↓を参考にしてください。

canvas

別紙の記載

エクセル形式の飛行記録はこちらをご利用ください。

飛行実績3

別紙には、先ほど紹介した事項を羅列して書いていく。飛行概要に関しては

・マニュアルに基づく飛行練習

・○○現場での空中から全体像撮影

・○○で農薬散布

・○○で報道撮影

等と記載しよう。

国土交通省の記載事例は↓を参考にしてください。

canvas

 

別紙2は、少し難しいかもしれない。ここは国土交通省に記載のものを使って説明しようと思う。

canvas

国土地理院の地理院地図を使って、拡大図と詳細図を切り抜き飛行させたエリアをマークするのだ。

左上の赤枠の中に住所を入れて、エリアを表示させよう。すると広域図が表示される。飛行させるエリアを赤枠で囲もう。

canvas

左下の+-のポイントで+をマックスにして詳細図を表示させよう。

canvas詳細図を表示させたら実際に飛行させるエリアをマークする。

canvas広域図と詳細図を一つのページにまとめれば完成だ。

国土交通省の記載事例は↓です。

canvas

 

国土交通省に報告する

国土交通省は、「郵送かメールで」とパソコンに疎い人にも郵送での方法を受け付けているが、ほぼ100%間違いなく心の中では「もし修正する箇所が出てきたら面倒だからメールで報告してほしい」と考えている(はずだ)。

実際に郵送で報告するとなると、なぐり書きのようなものやなんて書いてあるのかわからないようなものもあるだろうから、そうなるとまた返送したりいちいち指導するのはうんざりしている(はずだ)。

そのため、できればパソコンでまとめ、PDFにひとまとめにしてメールで送信するのがもっとも国土交通省の思うにかなっていると考えよう。

ちなみに、それでもどうしても郵送で報告したい場合は

〒100−8918 東京都千代田区霞が関 2-1-3
国土交通省 航空局 安全部 運航安全課
無人機飛行実績担当

が郵送先だ。間違っても許可を取得したときの担当官に直接送ってはダメだ。

メールでの報告は

hqt-mujinki.jisseki@ml.mlit.go.jp

がアドレスだ。できれば丁寧に

国土交通省 航空局 安全部 運航安全課 無人機飛行実績担当者様

お世話になっております。無人航空機の飛行許可を取得した○○と申します。

期限になりましたので飛行実績を添付いたします。ご確認をよろしくお願いいたします。

くらいのメッセージとともに、実績をまとめたものを添付しよう。人によっては「なんてへりくだった言い回しなんだ」と思うかもしれないが、国土交通省の担当官も人間なので、いくらなんだって何のメッセージもないのにデータだけ送られていい気になるはずがないだろう。

 

まとめ

いかがだろうか?まとめると、

・許可や承認を得た場合は飛行実績を報告しなければならない(特に包括許可)

・報告のサイクルは許可を得た日から3か月後、6か月後、9か月後、1年後の3か月おき。

・報告の期限は3か月ごとにまとめてその1か月後まで

・報告は郵送でもいいがPCでまとめてメールで報告するのがベスト

になる。今後の飛行許可に影響も出てくる可能性も否定できないのでしっかりと記載して報告しよう。

監修

行政書士として年間300件以上の許認可・民事案件の依頼を受ける。
ドローンの許可・承認の取得は制度発足時から常に業界をリードし、実績と経験で他の事務所を圧倒する。
自身もドローンのユーザー(PHANTOM3 PROFESSIONAL)
行政書士 前場亮事務所
107-0052 東京都港区赤坂9‐1‐7 赤坂レジデンシャル534
tel 03-6679-2278(許認可)

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